イメージ画像

交通事故の慰謝料や示談に関するあらゆる問題を
被害者視点から円満に解決するために必要な知恵と情報を、
元法律初心者の視点から、分かり易く、圧倒的な情報量で配信。


交通事故後遺症と慰謝料の関係

交通事故では、被害者に後遺症が残った場合、
一時的な被害に加え、その後遺症も損害賠償の対象になります。

後遺症とは、傷害を受けた結果、
傷の治療が終わっても、障害が残る症状の事です。

代表的なのはむちうち症ですが、その他にも、
失明して目が見えなくなったり、 手や指などを
切断しなければならないケース等があります。


治療を施せば完治する普通の障害とは異なり、
後遺症は被害者の就業生活や人生設計に大きな影響を与えます。

したがって、後遺症によって生じる損害については、
交通事故で負った障害に対する損害賠償とは別に、
加害者に改めて別途、損害賠償の請求をすることができます。


そのため、自賠責保険の保険の保険金算定においても、
傷害と後遺障害は別々に分けて考えられる事になります。

なので、もし後遺症があると分かっている時や
後遺症が発生する可能性がある場合は、後遺障害等級の認定が
出るまでは、示談交渉に入らない方がいいでしょう。

何故なら、後遺障害の等級によっては、損害賠償額が
さらに高額になる可能性があるからです。


最高裁判所も、交通事故で負傷し、損害賠償を求める訴訟を提起して
加害者に対する損害賠償を認める判決を出した後、後日被害者に予想外の
後遺症が発生し、重度の障害が残って治療費がかかった事例があります。

最高裁判所は、このようなケースについて、

「予想できなかったような後遺症が生じた場合は、
 当初の損害に対する判決確定後の治療費についても
 損害賠償を請求出来る」

という立場をとっています。


積極障害と逸失利益について

交通事故で身体に受けた損害は、

  • 症状が固定するまでの傷害
  • 症状が固定してこれ以上治療を受けても
     症状の改善が望めない状態である後遺症(後遺障害)
  • に分けられます。


    そして、その内の後遺症に対する
    損害賠償にも、大きく3つの種類があります。

  • 積極障害
    →重度の後遺障害が発生した為に必要になった治療関係費など
  • 逸失利益(後遺障害逸失利益)
    →後遺障害が残った為に失った逸失利益
  • 慰謝料
    →精神的苦痛に対する賠償

  • 症状固定の治療費というのは原則として認められません。

    ただし、重度の後遺症が残った場合など、症状固定後も
    治療をしないと症状が悪化する可能性がある場合は、
    症状固定後も積極障害として認められます。

    逸失利益は、後遺症が残ったことによって、
    本来得られるはずだった収入が減少する場合に請求できるものです。

    例えば、むちうち症が残ったために
    長時間労働に耐えられなくなった場合や、
    腕や手の感覚が無くなった為に車の運転が
    できなくなったような場合がこれにあたります。

    慰謝料は、後遺症が残ったことに対する精神的苦痛への賠償です。

    スポンサードリンク
    サブコンテンツ

    このページの先頭へ